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双葉は男性をいたぶり続ける。喚こうが泣き叫ぼうが、双葉はやめなかった。
むしろ、男性の苦痛に歪んだ表情と叫び声を聞いて、喜んで針を刺し続ける。
結局、男性が死ぬまでそれは続けられた。
男性の死亡を確認すると、カルロスが今日の任務を告げる。
「この死体を港に運ぶ」
レイと双葉は手慣れた動作で死体を黒いビニール袋で覆う。
そして、カルロスが表に用意した車へと積み込み、2人も車に同乗し出発。
港に着くと、小型漁船に乗った漁師風の男が待ち構えていた。
もちろんこの男も組織の人間。
黒いビニール袋で覆われた死体を船に乗せる。それを終えると船は沖に向かって出航した。
アジト内で殺した死体は、港から数十キロ沖にある無人島に運び、そこに隠している。
荷物の受け渡しが終了すると、カルロスは1人車に乗り込み
「用事があるから、お前達は先に帰っていろ」
そう告げると車を走らせて何処かへと行ってしまった。
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