黒い夢と白い兎

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毎日見る真っ暗な空間に自分がいるだけのいつもの夢。 だけど今日は違った……… 真っ暗な空間、誰もいないはずなのに誰かが私の名前を呼んでる。 「アリス」 声の主を探してみるが真っ暗な空間なので誰もいない。 「こっちだよアリス」 後ろから声がしたから振り向いたらさっきまで誰もいなかった所に人がいた。 「久しぶりアリス」 この真っ暗な空間と対照的な全身真っ白な人が立っていた、頭には兎の耳があって顔の左半分は何かのお面を着けている。 「誰?」 「アリス今から僕とゲームをしよう」 「聞いてるんですけど?」 真っ白な人は私の質問を無視。 「ルールは簡単アリスが僕を捕まえたらアリスの勝ちただし女王にアリスが捕まったらアリスの負け」 「拒否権は?」 「あると思う?」 多分最初から無さそうだ 「あるの?」 「さぁ?どうする?ゲームをするかい?しないかい?」 どうせ無いのだから 「ゲームする」
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