プロローグ

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「実は、資格者を輩出した学校からは国と県から補助金も出るんだ。お前は推薦もされているんだし、みんなのためだと思ってだな」 痛い所を突いてきた。「推薦」「みんなのため」美辞麗句が俺の自尊心をくすぐる。 「そ、それなら、2組の茨木でもいいじゃないですか!あいつなら喜んで受けますよ!」 動揺を隠すため、俺は語気を強めた。
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