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1425年
フランス、ロレーヌ地方、ドンレミ村
長い緩やかな金髪をなびかせながら少女は近くの草原へと足を運ばせていました。
青い空が見下ろすそこは花が咲き、それを摘みに来ていました。
少女は金色の瞳を年相応に煌めかせながら喜ぶ母を思い描きました。
その場に座り込み、花を摘む少女。
その時、一つの影が少女の上に降りました。
その影は光輝く白い影。
少女はすぐに振り返りました。
そこには、短い金髪に紅い瞳をした純白の翼を生やした青年…天使がいました。
少女は金色の瞳を大きく開いて見つめいました。
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