大切な人

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「憂~ただいま~」 「おかえり!おねえちゃん!」 私の妹の平沢憂。みんなから憂ちゃんのほうがしっかりしているって言われる。 「・・・お姉ちゃんなんだか元気ないね」 流石私の妹。姉の異変にすぐ気付いてしまうとは・・・ 「かっちゃんの事を思い出したんだ」 「・・・」 憂も黙る。憂もかっちゃんのことを知っている。私と毎日遊んでたから。 かっちゃんが引っ越してからも憂泣いてた。私もだけど。 「お姉ちゃん、笑顔でいないと和喜さん悲しんじゃうでしょ?」 「!っ・・・そうだよね!憂!」 ギュ 私は憂に抱きついた。 「もう、お姉ちゃん。動けないよう」 「えへへ~ごめん。私ちょっと部屋にいるから、ご飯できたら教えてね!」 「わかったよ!お姉ちゃん」 私はそう言って自分の部屋に向かった。
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