第二話

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由「取材とかはイギリスにある事務所からくる写真撮影の仕事だけ受ける事にした。撮影自体は日本でするけど。だから土日は学園抜けるから。」 準「土日だけで大丈夫なの??」 由「ま、土日は徹夜で仕事する事になるだろうね。日本の雑誌にも出るし。」 準「徹夜って…」 由「でも、イギリスにいた頃よりは全然忙しくないし、雑誌の仕事だけだから大丈夫だよ。いざとなったら学園休めばいいし。」 俺の返答に準さんはため息をついた。 準「土日抜け出すのはいいけど…。学園の門は開けられないよ?」 由「は?!なんで?」 準「だってそういう情報は全部生徒会に流れるよ?」 由「………っ」 準「前に教えたでしょ?“彼“は生徒会長だって。」 由「…じゃあ、どうやって抜け出すんだよ。ヘリ呼んだら音でばれるし…。」 準「由宇なら飛び超えられるでしょ?」 それならばれないし! そう言ってにっこり笑った準さんを殴りたくなったけど、我慢した。 えらい!俺。 .
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