第二話

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でもまぁ、門が開けられないなら、仕方ないか…。 幸い運動とか喧嘩は得意だからな。 門くらいなら飛び超えられる。 ちなみに俺、族の総長もやってるんだぞ? いやぁ、日本に来たばっかりの時、絡んできた奴らから助けてくれた人達と流れで仲良くなってさ、 んで、何故かそいつらが入ってた族の前総長が、次の総長に俺を指名してきて。 異議のある奴もいなくて。 で、総長になった。 俺が総長をしてるのは、『HYDE』と言う族で、俺はミケと呼ばれてる。 助けてくれた人達が俺の気まぐれな性格と、俺の仕種から、そう呼び始め、それが浸透してしまったから今でもミケって呼ばれてる。 ミケの通称は黒猫。 族の時は、カツラは被らずハニーブラウンの髪のままで、赤のカラコンに、黒縁眼鏡だ。 で、フードや帽子を深くかぶってる。 黒猫というのは、顔を隠すかのような黒縁眼鏡をかけてるミケ。という意味らしい。 あ、言い忘れてたけど、モデルの時はほぼ素面だ。 なにせ、俺が物心ついたときには、すでに雑誌やらコマーシャルやら出てて、赤ちゃんに変装させる訳にはいかんだろうと言うことらしい。 そのまま仕事を続けてたから、RINは変装なんかしてない。 つまり、ありのままの俺だ。 .
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