第二話

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?「君が噂の編入生でしょ?僕達隣の部屋なんだ。あのくらいしないと出てくれないと思って…」 由「そうですか。」 まぁ、当たってるけど。 ていうか噂ってなんだ。 翡「うん。僕は成瀬翡翠っ。こっちは結城義孝って言うんだ。」 成瀬は、そう言ってにこっと笑った。 花が。 花が見えるぞ。 義「翡翠、喋りすぎ…」 苦笑しながら成瀬に注意したのは、結城。 翡「あ、ごめんっ」 この二人は学園の中でも人気のある奴だ。 二人ともすげぇ良い奴で、『由宇』とも仲良かった。 (懐かしい…) 俺は、とりあえず二人を部屋へ入れた。 由「えーっと、噂が何なのかは知りませんが、僕が編入生なのは確かです。」 そう言うと、翡翠はむーっとして言った。 翡「…それ、やめない?」 由「……それ、とは?」 翡「敬語。同い年なんだしさ」 由「あぁ、癖なんです。すみません…」 シュンとしたふりをして言うと、二人は少し慌てたようにみえた。 翡「そっか、なら良いんだ。ごめんね?」 義「なぁ、お前の名前なに?」 「…僕は、『林堂ゆう』です。」 .
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