第三話

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ピンポーン… チャイムが鳴ったので、玄関に赴きドアを開けた。 …その瞬間 ガバッ 「「「総ちょ…!!」」」 俺が呼び出した三人が、思いっきり抱き着いてきた ので、 バタン ドアを閉めてみた。 ?「ごふっ」 ?「あだ!」 ?「痛っ!」 ドアが激突した三人は、痛そうな悲鳴をあげた。 由「あぁ、すみません。…つい、ね」 俺が笑顔でそう言うと、 「「「そ、総長~~っ」」」 三人は涙目で見上げてきた。 いくら三人が美形だと言っても、ガタイの良い男が涙目で見上げてきても、俺は気持ち悪いと思うだけだ。 涙目を有効利用できるのは、女子と翡翠みたいな可愛くてちっこい奴だけだと思う。 俺? 確かに俺も翡翠と身長はあんま変わらねぇけど、俺は可愛くねぇから無理だな(←無自覚) とりあえず、今だに縋るような目で見てくる三人がウザくなって、部屋に入れた。 雪「…お久しぶり、です。総長」 もう分かってると思うが、俺が呼んだのは、HYDEに入ってる三人。 伊藤彰-アキラ-…中三 佐野雪哉-ユキ-…高二 藤本隆志-タカ-…高二 だ。 由「…あぁ、久しぶりだな。」 .
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