218人が本棚に入れています
本棚に追加
雪「で、何故呼んだのですか?」
あれから少し話をした後、タカが聞いてきた。
あぁ、そうだった。忘れるとこだった。
由「あー、俺さ土日は“hideout“行けねぇんだよ。」
hideoutと言うのは、HYDEが集まるバーだ。
昼間は普通の料理店だが、そこの店長が元HYDEで、pm9:00からam7:00までははHYDE関係の奴らしか入れない。
「「「ぇええっっ!?」」」
由「黙れ。隣に聞こえたら怪しまれるだろうが!俺今知り合いも友達も、隣の部屋の二人以外いねぇ設定なんだから!」
大声を出さずに怒ると三人はすみません。と言った。
彰「で、でも!なんで来れないんですか?!」
由「わりぃ。別の用事があるからそっちには行けねぇんだ。」
RINの仕事があるからな。
彰「そんなぁ…」
尻尾が見える。垂れた尻尾が。
明らかにショボーンとした三人。
由「あー!だから平日は出来るだけ抜け出すから!な?」
なんとなく罪悪感を感じてそう言うと、三人がキラキラとした目を俺に向けてきた。
彰「今日は来ますか?!」
由「あー……、今日はリュウに呼ばれてるから…。明日行く。」
彰「…分かりました。」
彰は(渋々)納得したようだが、リュウの名前を出すと、二人は一瞬黒いオーラを放った。
さすがHYDE幹部…。
怖ぇ。
雪「じゃあ明日は必ず来るように皆に伝えておきます。」
由「ん。それともう一つ。」
「「「??」」」
由「学園では極力俺と関わらない事。もし、俺に話し掛ける時は林堂かゆうって呼ぶこと。」
「「「そんな…」」」
由「確か他のチームの奴らもいるんだよな?バレたら面倒だし」
雪「…ゆう、ですね?分かりました。」
ユキがため息をつきながら言う。
あとの二人も不満そうだったが頷いた。
そのあとも、いろいろと話をして、気づくとpm6:00を過ぎていた。
義「もうこんな時間か。じゃあ帰るな?」
由「おぅ」
雪「じゃあ明日。」
彰「失礼しました。」
ユキとタカは同い年なので、ミケでないときは敬語禁止にした。
アキラは後輩だから仕方ねぇけどな。
さて、リュウんとこ行く準備でもするかな。
.
最初のコメントを投稿しよう!