第三話

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雪「で、何故呼んだのですか?」 あれから少し話をした後、タカが聞いてきた。 あぁ、そうだった。忘れるとこだった。 由「あー、俺さ土日は“hideout“行けねぇんだよ。」 hideoutと言うのは、HYDEが集まるバーだ。 昼間は普通の料理店だが、そこの店長が元HYDEで、pm9:00からam7:00までははHYDE関係の奴らしか入れない。 「「「ぇええっっ!?」」」 由「黙れ。隣に聞こえたら怪しまれるだろうが!俺今知り合いも友達も、隣の部屋の二人以外いねぇ設定なんだから!」 大声を出さずに怒ると三人はすみません。と言った。 彰「で、でも!なんで来れないんですか?!」 由「わりぃ。別の用事があるからそっちには行けねぇんだ。」 RINの仕事があるからな。 彰「そんなぁ…」 尻尾が見える。垂れた尻尾が。 明らかにショボーンとした三人。 由「あー!だから平日は出来るだけ抜け出すから!な?」 なんとなく罪悪感を感じてそう言うと、三人がキラキラとした目を俺に向けてきた。 彰「今日は来ますか?!」 由「あー……、今日はリュウに呼ばれてるから…。明日行く。」 彰「…分かりました。」 彰は(渋々)納得したようだが、リュウの名前を出すと、二人は一瞬黒いオーラを放った。 さすがHYDE幹部…。 怖ぇ。 雪「じゃあ明日は必ず来るように皆に伝えておきます。」 由「ん。それともう一つ。」 「「「??」」」 由「学園では極力俺と関わらない事。もし、俺に話し掛ける時は林堂かゆうって呼ぶこと。」 「「「そんな…」」」 由「確か他のチームの奴らもいるんだよな?バレたら面倒だし」 雪「…ゆう、ですね?分かりました。」 ユキがため息をつきながら言う。 あとの二人も不満そうだったが頷いた。 そのあとも、いろいろと話をして、気づくとpm6:00を過ぎていた。 義「もうこんな時間か。じゃあ帰るな?」 由「おぅ」 雪「じゃあ明日。」 彰「失礼しました。」 ユキとタカは同い年なので、ミケでないときは敬語禁止にした。 アキラは後輩だから仕方ねぇけどな。 さて、リュウんとこ行く準備でもするかな。 .
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