白衣の幼女

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 僕の部屋のベッドはどこにでもある安いベッドだ。枕に布団。それ以外は何もありません。  いつもならそうなんだ。  でもこの日は白衣の幼女がいた。 「レディーを待たせるなんて失礼極まりないです。みよりが大人の女性でなかったら健一は眼球ほじくられて死んでるです」  な、なんて事を言ってるんだ、この子は。  白衣の裾を握りしめながら頬を膨らます幼女は、明らかに大人の女性とは言えない。  ・・・・・・これ不法侵入? いやこんな小さな子だからいたずら程度かもしれないけど。 「むむむ、大変失礼な事を考えていたですね。天才レーダーが敏感に反応してるです」  こんな幼女のぶっ飛んでる言葉は無視して、僕は幼女に詰め寄った。・・・・・・なるべく優しく。 「なんで君は・・・・・・」 「むう、その顔は覚えてない顔ですね。まあ当然です。とりあえず簡単な疑問はすぐに解決するです、オーケーです?」 「・・・・・・です」  ヤバい、こんな年下の子にも弱気で、負けてしまいそうだ。
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