白衣の幼女

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 昨日最高潮にまで上がっていた妹の僕に対する好感度はついに地に、いや、穴掘って外核までいっちゃったみたいだ。  ドアがけたましい音を立てて閉められる。 「終わった。特に妹に面目がたたなくなった。これからどうやって家にいれば良いのさ」  僕が落胆しているとのそのそと後ろで動く気配。 「カレー・・・・・・パン」  はいはい、よっぽどカレーが好きなのね。  みよりはゆっくりと布団から抜け出すと、僕の肩に手を置いた。 「まー、私は味方です。事情は知っているです」  なんと睡眠聴取・・・・・・なのかな? 「みよりは天才です」  みよりはない胸を自慢げに張るとベッドに腰を下ろす。何で他人の家でここまで堂々としていられるんだ。 「さて、積もる話もあるです」  とここで僕の視線はみよりじゃなくて後ろの目覚まし時計に注目にする。  あれー、おかしいなあ。いつも朝見る時計より針が進んでる気が、 「ああー、遅刻するぅ!」  僕はすぐに制服に着替えると学生かばんをとった。
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