始めての詩

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  『ボク=人形』 窓から見える。     いつもの景色。 空から雪がホロリホロリ。舞い降りボクの肩に落ちる何も感じない。何も。。。そんなボクは何でしょう? 鏡の中なんの希望も無い。散り逝く醜いボクを見た。血液の通わない人形   いつからなっていた?   窓から見えた。 いつもと違う景色 空から降り注ぐ紅い雨  悲しみに染まった誰かの涙 とめどなく流れていく 激動の今を笑っていた。 明日にはボクも朽ちてしまうよ。 降り注ぐ雪が紅く染まり ボクのこの身を隠してくれ醜い人形になるのは嫌だ。せめて最後だけ 人のまま逝かせて。 最後になったけれど ボクをこの醜い世界に  生んだ貴方を怨みます
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