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ゆうやはその日、ボーとして過ごした。
だから、全然充実感が持てなかった。
しかし、時間がたつのが遅い感じはしなかった。
ずっと、何かしら考えていたからだ。
裕也は8時に遅めの夕飯を食べ、風呂も入らずにすぐにベットに入り、目をつぶった。
その間もずっと、考え事をしていた------
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目の前には自分がたっている。
自分なのに、少し恐怖を感じる。
どこだろう?何だろう。
自分なのに、自分じゃない。
瞳の奥に悲しさと憎しみを感じる。
その自分はなにかを考えている様子。
そして、なにかを思い付いたのか、腕を前に向ける。
そして、何だか分からないが、力を込めた気がした。
その自分が今度は自分に向かってくる。
同じ自分。しかし、なにか違う自分。
違う自分は、何かを壊すような気がした。
「すべてを壊す!」
そういっている気がした。
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