8月24日

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--------- 「起きなさーい。」 裕也は母の声で目を覚ます。 どうやらさっきのは、夢だったらしい------ と、裕也が心のなかで納得する。 今日は学校。 憂鬱------ しかし、行かない訳にもいかない裕也は、すぐに支度を始めた。 顔を洗い、トイレに行き、朝食を食べ、歯を磨いた。 そして親友、笑太との待ち合わせ場所に向かう。 行く途中、太陽が雲に隠れ、小雨が降ったが、すぐにやんだ。 そして、再び太陽が顔を出す。 裕也は、この乾燥した臭いが嫌いだった。 待ち合わせ場所についた時、笑太は来てないと思っていたが、そこにすでにいた。 笑太がいう。 「見ろよ。あれ。」 笑太の人差し指の先を裕也が見る。 「虹だ・・・・・・・」 「でかいな。」 こんなきれいで大きい虹を見たのはいつ以来だっけ? 裕也はそんなことを思った。
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