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「制服のままじゃん」
「あー、着替えるの忘れてた」
流千亜は私立の進学校に通っている。
どこの学校かバレたくないらしく、私の学校に来るときはいつも私服。
また、私服も超センスが良くて似合っている。
「まぁ、他の人たちは授業中だから大丈夫でしょ」
「ん、なら大丈夫か。乗って」
流千亜に言われたのはバイク。
流千亜は爽やかなイケメンなのにバイクまで乗りこなす。
いったいどこまで完璧なんだ、この男は。
「はーい」
「はい。ヘルメット」
私は流千亜からヘルメットを受け取り、バイクにまたがった。
「しっかり捕まってないと降り落ちるから~」
「了解!!」
私は流千亜の腰に手を回し、ギューと捕まった。
バイクには何度か乗せてもらっているがたしかにしっかりと捕まっていないと駄目。
まぁ、結構楽しいから好きなんだよね。バイク。
私が捕まったのを確認すると流千亜はバイクを走らせた。
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