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次の日、少年はいなかった。
新たな土地へ旅たったのだろう。
「せっかくプリン買ってきたのにな…」
何気なく空を見上げると『何か』が光った。
「………あ…あいつ宇宙人だ…」
不意に出たその言葉が、自分で言っておきながらおかしくなり笑いが込み上げた。
道端で人目も気にせず一人で笑って、落ち着いた頃にはすっきりしていた。
「帰ってプリンでも食うかな」
いつもと同じ日々。
だけどそれは、考え方一つで全く違う世界になった。
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