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「突然ごめんなさい。
でも時間がないし、貴女にしか頼めない事なの…」
そして女性は、
「私はナナミ。
説明するから頼み事を聞いて欲しい」
余りにも真剣に言うものだから、思わず私は頷いてしまった。
「あのお城に呪われたシンデレラがいるの」
ナナミは森の先にある城に指差しながら説明し始める
私はボーッと夕暮れに溶けた城を眺めた。ナナミの説明を聞き流しながら
「そうだ、貴女の名前は?」
説明終えたナナミからの不意に質問がかかる
「千紘です」
私は慌ててナナミの質問に答えた。
「チヒロちゃんね、宜しく」
ナナミは私の背中をグイグイ押しながらそう言う
私の目の前には城。
「王子様の依頼でシンデレラを呪いから解放しなくちゃ」
ナナミは城の門をくぐり中への入っていく。
私も慌ててナナミの後を追った。
ナナミの後を追い城の中に入ると一人の男性が出迎える様に立っている
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