プロローグ

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驚いて椅子から落ちた彼は、大きな音と共に尻餅をついた。 「いてて・・・・・・んだよ、急に立ち上がるなよ!」 「悪い、話はまた後に聞くから」 そう言って腰をさすりながら見上げてくる友人に謝り、教室を飛び出した。取り残された友人は唖然と彼女が出て行った所を呆然と見つめていた。 「確かこの辺でみたんだけど・・・・・・。」 外に出て立ち止まると、辺りをキョロキョロと見渡す。 校庭には、多くの生徒が遊び賑わっている。 そこへ楽しそうに話す二人の女子生徒が通っていく。
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