プロローグ

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「あのちょっとごめん。この辺に人が通らなかったか知らないか?」 傍へと駆け寄り、声をかけると待っていたのは歓喜の声だった。 「キャーッ、如月様よっ!今日も一段と素敵です!!」 「やっぱり今日珍しく家の鍵を持ってるからかしら」 (ちゃんと鍵を閉めてから家を出ろよ・・・・・・) キャーキャーと騒ぎ始める二人を尻目に、体の向きを返るとそのまま校舎裏へと向かう。 「いったいどこに行ったんだろう?それともあれは私の見間違いだったのか?・・・・・・ん?あれは」 そう言った時ちらりと人影を見つけ、その場所へと駆け出した。
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