48人が本棚に入れています
本棚に追加
「あのちょっとごめん。この辺に人が通らなかったか知らないか?」
傍へと駆け寄り、声をかけると待っていたのは歓喜の声だった。
「キャーッ、如月様よっ!今日も一段と素敵です!!」
「やっぱり今日珍しく家の鍵を持ってるからかしら」
(ちゃんと鍵を閉めてから家を出ろよ・・・・・・)
キャーキャーと騒ぎ始める二人を尻目に、体の向きを返るとそのまま校舎裏へと向かう。
「いったいどこに行ったんだろう?それともあれは私の見間違いだったのか?・・・・・・ん?あれは」
そう言った時ちらりと人影を見つけ、その場所へと駆け出した。
最初のコメントを投稿しよう!