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「ちなみに私は女だからな」
「・・・・・・・・・・・・」
また場の空気が凍りつき今度は紫苑の思考回路が止まる。
にこりと微笑み、紫苑はスタスタと歩き出すといつの間に用意していたのだろうか、木に結ばれた紐を大きな輪にして自分の首にかけようとする。
「わあああああっ!やめろ!そして落ちつけ」
「うわあぁぁぁぁぁん!!死なせてください。百万回ぐらい死なせてくださいぃ。僕は酷いこと言ったんですからぁぁ」
「気にしてないから!!それに百万回も死ねないから!!」
それから紫苑をなだめるのに一時間三十八分四十二秒かかったのだった。
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