第1章 初めての訪問

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明くる日、自転車で坂道を下る葉月の目の前に二台の自転車が止まり、三人が一台の自転車を見ていた。 不思議に思った彼女はその三人組に近づいてゆく。 「なぁ、どないすんねん龍っ。さっきから一向にチェーン直らんやんけっ!」 「仕方ないだろ?俺は普段車なんだし。あと俺、飛鳥より年上だからな?」 そんな言い争いが聞こえ、声をかけようか迷う彼女にふと声がかけられる。
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