第1章 初めての訪問

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「あれ?葉月さんおはようございます。今日もいい朝ですね」 「ちょい待て紫苑。もっとツッコまんかい!!何でどこぞのお嬢様学校みたいな話し方してんねん!!」 ニコニコと朝の挨拶をする紫苑を、叱る長身で赤髪の飛鳥と呼ばれた関西弁の彼は、お手本を見せるとばかりに自転車を下り「なんでやねんっ」と高らかにツッコンだ。 そして、静まり返った場に焦りはじめる彼は気を取り直して口を開く。 「えーと続きまして、コン――――うげっ」
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