第1章 初めての訪問

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涙目の龍は静かに自転車のチェーンを直しにかかる。 (よっぽど悲しかったのか?めちゃくちゃ泣いてるんだけど) ふとあることが気になった葉月は紫苑に声をかけた。 「あ、あのさ紫苑、気になったんだけど図書室で働いてる坂本先生は知り合いなのか?」 「?知りませんでしたか?あの人は僕の兄ですよ。それにあそこで自転車を直してる人が、父です」
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