第1章 初めての訪問

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その声とともに立ち上がった父親は、静かに近づいてくる。 「どうも紫苑の父親で坂本龍司です。えーと君の名前は・・・・・・確か、如月葉月君だったね?この子から色々と聞かせて貰ってるよ」 「わっ・・・・・・、お、お父さんやめてください。そんな話、恥ずかしいですよ」 幸せそうに語る父と恥ずかしがり顔を赤らめる息子、葉月の目には二人が輝いて見えた。 しかし、その団欒を壊す一人の少年。 「おーい、はよせな学校遅れるでー」
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