プロローグ

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「あの~、大丈夫でしょうか?」 急に話しかけられたため、驚いた葉月は声をあげる。 「わっ!」 ドキドキと脈打つ胸を押さえながら、声の主を探した。見下ろした視線の先に居たのが、あの美少女だった。 「驚かしてごめんなさい。体調が悪そうに見えたので」 心配そうに見上げてくる少女に、葉月の胸は高鳴る。 「あ、ああ・・・・・・大丈夫。心配をかけてごめん」 至って平静を装うが内心は戸惑い、バクバクと高鳴る鼓動が目の前の彼女に聞こえないかと、不安に感じる葉月。
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