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その思いを知ってか知らずか、少女は心配そうに見つめそっと手首を掴んだ。
そしていきなり額に自分の手を当てる。少女の必死に背伸びをしてる姿に葉月はまたドキッとしてしまう。
「ちょ、ちょっと・・・・・・。なにして・・・・・・でも、なんて柔らかい手なんだろう。はっ!わ、私はなんてことを言ってるんだあ」
慌てて引き離し、呼吸を整える姿に少女は不思議そうに首を傾げた。
しかしそんな二人に対して図書室内はざわざわと騒ぎはじめた。
「なんだあの二人。妙に仲良くねぇか?」
「もしかして付き合ってるんですかぁ、如月様ぁぁっ!!」
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