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「でもフォースって一体何なんですか?」
次は沙羅が問う。
「フォースは我々ギャラクシーフォースの戦士が使う力だ。自分の心、精神力とでも云うべき物を集中させ、それを炎や水、風といった自然の力に変えて操る…そういう力だ。」
マークの説明を聞いた彰が真剣な表情で尋ねる。
「そのフォースってのを使えば奴らに勝てるのか?」
「必ず勝てるという保証は無い。奴ら、クライアスの詳細な情報はギャラクシーフォースでも殆ど掴めていないのだからな…。
だが今の地球の科学力では奴らに勝つことは不可能だ。現時点で対抗出来る手段は我々ギャラクシーフォースの科学力とフォースの力しかない。」
「そのフォースってのを使うにはどうすればいいんだ?」
マークの答えを聞いた彰は次にそう尋ねた。その彰の言葉に翔達が驚きの声を上げる。
「まさか彰、お前奴らと戦う気か!?」
「ああ。」
翔の言葉を彰は肯定する。
「本気なの?」
「絶対危ないよ!」
沙羅と美央も驚きと不安の表情で言う。
「このままあんな奴らに俺達の街やこの地球を無茶苦茶にされるのはゴメンだ!
もし俺にそのフォースってのを使う素質があるのなら俺がやってやる!
それに売られた喧嘩は買うのは礼儀ってもんだろ!」
彰の決意に4人は黙った。
彰はそれを気にする事なく、マークに話しかける。
「マークって言ったな。そのフォースってのを使うにはどうすりゃ良いんだ?」
「火村彰…やってくれるのか?」
「ああ!」
「分かった。ではこれを使ってくれ。」
マークはそういうと一つの小型の楕円型の機械のような物を差し出した。
「これは?」
「これは『フォースレッター』という。
この機械の中にはフォースを自在に操る事の出来る戦士になる為のスーツのデータが記録されている。
これを使ってその戦士『ガイアレンジャー』に変身すれば君はフォースを操る事が可能になる」
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