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「ガイアレンジャー…か。よし分かった。やってみるぜ!」
彰はそう言ってマークからフォースレッターを受けとると彼の指示で左手首にブレスレットのようにして装着した。
「だがガイアレンジャーは5人のチームで戦う事を前提として作られている。1人の力では真価を発揮する事は出来ない」
「えっ!そうなのか?」
マークの思わぬ言葉に彰は驚きの声を上げる。
「ああ。そして私は君達4人にもガイアレンジャーになってもらいたいと思っている。」
そういってマークは彰以外の4人を見渡す。
「お、俺達が…」
雅樹が戸惑いながら後ずさる。
「そんな事言われても…ねぇ沙羅?」
「え、えぇ…」
「私は君達4人からも彰と同じくフォースを操る素質を感じた。君達ならガイアレンジャーとして戦えるはずだ。」
「そんな事勝手に決められても困りますよ」
翔はやや強い口調で返した。
そんな中彰が突然その場に土下座した。
「「「「彰!?」」」」
4人の驚きの声が重なる。
「頼むみんな!今だけでもいい!力を貸してくれ!
俺はこんな酷い事をする奴らを許せねぇ…戦いたいんだ!頼む!」
彰の必死の言葉に4人はお互いの顔を見合わせる。
そして暫しの沈黙が続いた後
「分かったわ…やりましょう」
最初に口を開いたのは沙羅だった。
「本当か、沙羅?」
「ええ。どこまでやれるか分からないけどね。」
「俺もやるよ。」
「ハァ…仕方ないから私も。」
雅樹と美央も続いた。そして…
「今回だけだからな」
最後に翔がそう言った。
そして4人もマークからフォースレッターを受け取りそれぞれ装着した。
「みんな…ありがとう。」
マークは戦う決意をした5人の高校生に静かに礼を述べた。
「フォースレッターのボタンを押すとカバーが開く。そしてその開いた部分にあるクリスタル状のボタンを押して『スピリットチャージ・ガイアレンジャー』と叫ぶんだ。
それで変身は完了する。」
マークの説明に5人が頷く。
そして
「みんな行こうぜ!」
彰の声掛けに4人が頷く。
そして5人はバントスらの元へと走り出した。
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