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一方、一通り破壊を終えたバントス達はその場を離れ別の場所へと移動しようとしていた。
「まだまだ暴れ足りねぇぜ!次はどの辺りをぶっ壊してやるかなぁ」
そう言ってバントスは野太い声で大きく笑った。
そんな彼の前に5人の若者が立ちはだかった。
「ん~?何だテメェ等は?」
5人の姿を視認したバントスが怪訝そうな様子で問う。
「これ以上お前等みたいな化け物の好きにはさせねぇぜ!」
彰はバントスの質問には答えずそう叫んだ。他の4人も緊張した面持ちではあるが同意するようにしっかりと頷く。
「ふん、どこのバカか知らねぇが、どうやら死にたいらしいなぁ!」
バントスが激しい勢いで叫んだ。
そんなバントスの迫力に5人は一瞬怯みそうになるが、何とか堪えてそして同じく叫んだ。
「みんないくぜ!」
「おう!」
彰の声掛けに4人が応える。そして。
「スピリットチャージ・ガイアレンジャー!!」
5人は同時に叫び、フォースレッターのボタンを押した。
その刹那、5人の身体はまばゆい光に包まれる。
そしてその光が収まった時、そこにはそれぞれ鮮やかなカラーのスーツに身を包んだ5人の戦士が立っていた。
彰は赤色の戦士、ガイアレッド。
翔は青色の戦士、ガイアブルー。
雅樹は緑色の戦士、ガイアグリーン。
沙羅は黄色の戦士、ガイアイエロー。
美央は桃色の戦士ガイアピンク。
今ここにガイアレンジャーは誕生した。
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