Page1【俺達、銀河戦隊!】

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「いくぜぇっ!」 まず先陣を切ったのはガイアレッドだ。 ガイアレッドは勢いよく走りだすと最初に向かってきたジャークスをその勢いに乗ったまま殴り飛ばした。 殴られたジャークスはその強烈なパンチの前に軽く吹っ飛ばされ後ろのジャークス達を巻き込んで倒れた。 「はぁっ!とぁっ!おりゃあぁ!」 そしてガイアレッドは次々とジャークス達を蹴散らしていく。 「何だか分かんねぇけど確かに自然に戦えるぜ!みんな!」 レッドが戦いながら仲間達に声を掛ける。 「お前は単に喧嘩慣れしてるだけなんじゃないのか?」 ブルーもそう皮肉を言いながらも襲いかかってくるジャークス達を素早い動きで翻弄しながら打ち倒していく。 「成る程な…。」 レッドの言葉を身を持って実感したブルーは納得して呟いた。 「よーし、俺もやってみる!」 続いて気合いを入れたグリーンが一人のジャークスに掴みかかるとそのままブンブンと振り回し始める。 「うおぉぉぉぉ!」 グリーンは雄叫びを上げながら力任せにジャークスを振り回して周りのジャークス達を巻き込んで薙ぎ倒していき最後に掴んでいたジャークスを放り投げた。 「凄い!これがガイアレンジャーのパワーなのか」 グリーンは自分の想像以上のパワーに驚嘆の声を漏らした。 「私達もやりましょう!」 「うっ、うん!」 イエローとピンクは協力してジャークスを迎え撃つ。 イエローとピンクは互いに背中合わせになりじっと動かずジャークス達を誘い込む。 「私が合図を出したら同時にジャンプして」 「うん、分かった!」 イエローの背中越しの指示にピンクは頷く。 そして二人の誘いに乗ったジャークス達が彼女等を囲むようにしながら徐々に距離を詰めてくる。 そしてジャークス達の攻撃が始まろうとしたその時、イエローが叫んだ。 「今よ!」 イエローとピンクはほぼ同時に飛び上がるとそれぞれ宙返りで反対方向へと飛び、ジャークス達の後ろへ回り込んだ。 一方のジャークス達は突然飛び上がったターゲットの動きに対応できず同士討ちとなり、それを免れた者達も陣形を崩され混乱していた。 その隙を突きイエローとピンクはそれぞれジャークス達を倒していった。 「やったね!」 「ええ!」 一通り敵を倒したピンクとイエローは喜びを分かち合いながらハイタッチを交わした。
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