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地球からとおく離れた銀河にある惑星・ジャスティー星。
この星には、古くより銀河の秩序を守ってきた組織『ギャラクシーフォース』の総本部が置かれていた。
殺風景な司令室で二人の男が会話をしている。
「マーク、遂に奴らが動きだした…」
司令室の椅子に座るギャラクシーフォース総司令、ビグズ・ベンはそう口を開いた。
「なんですって!?本当ですか、ベン司令?」
マークと呼ばれた男、マーク・ジェイはベンにそう返した。
「ああ、今まで奴らの動きは探っていたが、奴らの本拠地を始め、詳細な情報は殆ど掴めなかった。
今回も奴らが動きだしたこと、そして奴らの目的が地球ということ以外は殆ど情報を得ていない…。」
「地球…ですか。」
その後、少し沈黙が続き、ベン司令が再び口を開いた。
「そこで、特務隊員である君に地球に向かってもらいフォースを操れる素質をもつ人間を探して欲しい。」
「まさか、地球人に奴らと戦わせるつもりですか!?」
「本来ならばギャラクシーフォースから正式な隊員を地球に派遣するべきだが、他の星々でも様々な動乱が起きてる今、我々も地球に戦力を割いている余裕はない。
済まないがなんとか君がサポートして地球人を戦えるようにしてくれ。」
「…わかりました。」
ベン司令の発言に驚きを隠せないマークだったが、今のギャラクシーフォースに余裕がないことは自分が一番よくわかっていた為、了承するしかなかった。
そしてその3日後、準備を終えたマークはジャスティー星を離れ、地球へと旅立った。
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