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その日はいつも通りに朝ご飯を食べて、お泊まり道具を用意して、実家から20分程度離れた爺ちゃん婆ちゃんの家に遊びに行きました。
「深雪ちゃん、いらっしゃい。」
「深雪ちゃん、よく来たね。」
2人はいつもの様にとても歓迎してくれました。
「爺ちゃん、婆ちゃん久しぶり。また泊まりに来たよ~。」
あたしは満面な笑みで、爺ちゃんと婆ちゃんに駆け寄っていきました。
「ねぇ、ねぇ婆ちゃん。今日のお昼はなぁに?」
「今日は何にしようかな?肉じゃがとお味噌汁とほっけにしようか。深雪ちゃんの好きなおはぎもあるからね。これはご飯を全部食べてからだよ。」
「わぁい!やったぁ!婆ちゃん大好き!」
「あら、あら。深雪ちゃんは好きなご飯食べるとき、幸せそうだもんねぇ。」
「うん!婆ちゃん!幸せそうじゃなくて幸せなんだよ!」
…はいはい。
と微笑みながら婆ちゃんは、昼食の買い出しに出掛けました。
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