序章 悪魔は必然的に

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“悪魔や天使なんか…‥滅びちまえ!” 「ぐぅっ!!‥なんだ…この声…は直接頭に響いてくる!?…」 「“堕天使の声”ですねぇ…。暴走する前に止めますよ?」 『ですねッ!!堕天使はこの世の秩序を乱す…ってね♪』 この世の秩序?なんだ?それ… ズザザアアツッッ!!!! 砂嵐が一瞬にして引いてゆく 現れたのは 翼の折れた…斧を両手に持った金髪の男。 “咎落ちになった途端何なんだよ!!?この扱いは!!理不尽過ぎなんだよ この世界のルールは!!” なッ…!!!?その翼まだ使えんのかよ!!? 飛んでこっちに向かって来た!? 「那威斗君下がっていて下さい。」 『そーそ!!下がって俺らに任せてよん♪』 「なッ!?…それじゃあお前らが危ねぇじゃねぇか…」 ふに。 ……‥‥‥‥‥‥!?? 唇に感覚が?ゆっ指だと!? 「しいぃー…‥っふふっ♥今のアナタで何が出来るというのです?」 『役立たずってコート!』 「ッ!!!!?」 「ふふっ…いきますよ?解放します」 『アルトッ♪releaseしまっす!!』 目の前にいきなり霧が広がって何も見えない!? 「ノイズ!?アルトッ!?」 +--+--+--+--+--+--+--++--+--+--+-- 「ここですょ?ワタシの名前を先に呼んでくれるなんて光栄ですね。那威斗君」 『グフフ♪もしかしたら那威斗と先輩ってもうデキちゃったの!?』 「ばっ!!!//んな訳あるかよ!!」 『ブハハハッ冗談だよ♪』 ……‥??腕を振り回しても2人にどうして触れない?当たらないんだ? ――――――――……‥霧が……‥晴れてゆく。そこに居たのは 漆黒の翼とアメジストの翼を身にまとった。 悪魔がいた。 「ふふっ…那威斗君。綺麗でしょう?ワタシの翼。そんじょそこらの悪魔とは訳が違うんですよ!!」 ……‥。いや そんじょそこらの悪魔っつのが俺知らねぇし…‥ 『せ~んぱぁい!!無駄口たたいでないで早く装備してスピリットgetしますよ!!』 何が…どうなってるんだよ!!!? アイツら…本当に…。 何だ!?あれ?アルトの出した方は…ニ双の拳銃? ノイズは…鞭(ムチ)か??にしては やたら長ぇな?… 「本当に最近の天使は躾(しつけ)がなっていませんねぇ。……‥あぁ♥すいません。アナタはもう“咎落ち”でしたよね?ふふっ…。 ワタシの獲物!存分に可愛がって差し上げますよ?」 ニコッ !!!!?鞭(ムチ)全体に針みたいな物が生えた!? “ッグアアアァッ!!” ―――――コツコツコツコツコツ…‥。
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