プロローグ

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ー理事長室ー 「本当に行ってしまうんだね。」 椅子に座っている男は、悲しそうに言った。 「決めたことだからね...。」 真っ赤な髪の少年は、そう笑顔で答えて理事長室から出て行った。 本当はここに残りたい.....。 でも、もうここにいる理由がなくなっちゃたんだ。 「バイバイ。」 この学園に別れを告げる。 愛した....愛したあなたがいた場所。 もう、戻ることはない。 紅い蝶は飛び去った。 .
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