電話

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二人で病院に向かった 向かう途中の母との会話はほとんどない。 朝も早く道が空いていたため あっと言う間に親父が入院している病院についた 母がいつも看病に来ていたから、スタスタと父親の病室まで歩いていく 僕も母について歩いた エレベーターで入院している階についた また早足で母親が歩く エレベーターの正面の部屋が親父の部屋だ ガチャっと母がドアを開けた 僕は母親の背中で中が見えなかったけど 次の母の言葉で理解した 母『あっ…息してない…』 そういうと母は ナースステーションの方に走って行った 僕はどうしていいかわからず とりあえず開けっ放しのドアから父親が寝ているベッドをみた
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