第一章~はじまりの日~

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どういう事だ?男は僕を見て「リリス様でいらっしゃいますか」と話しかけてきた。「どうして僕の名前を・・・」「細かい話はあとですよ。あなたを案内します。」案内?まさか僕を呼んでいたのはこのお城?僕はとりあえず男のいう通りにすることにした。横を見ると、女の子はもう消えていた。長い螺旋階段を上って行く。足がまだ痛む。しばらく進むとある部屋に案内された。「しばらくここでお待ちください」そう言って男は出ていった。僕は椅子に座っていた。僕はなんでここに来たんだ?なせだ?あの女の子が気になっている。あぁ、なんだかアベルに会いたくなってきた。こんなきらびやかな所、僕には似合わない。そんなことを考えていたら、部屋が急に暗くなった。なんだ!? そしたら、急にまぶしくなった。目の前には信じられないほどの数の調度品、お金、食べ物、様々・・・。一体なんだ?? 「ククク・・・その顔が見たかったのだよ、リリス」なんと王座に座っているのは、さっきの女の子だ。「・・・どういう・・・」「私が、このマルグリート王国の王女なのだよ」
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