第三章~王女様の箱庭~

4/7
前へ
/56ページ
次へ
にしても、なんで触られるのに敏感に反応したんだ??驚きすぎだろう。「リリス、お前、調理の経験があるのだな」「どうしてわかる?」「味で分かるのだよ」アリアは真顔で話始めた。「お前の料理は・・・あまり調味料を使っていない。庶民の証拠だ。薄味だし、実に個性がない。」ひ、ひどいな・・・褒めてるのか、けなしてるのかよくわからない。「でも・・・」何かいいかけた。「とても・・・優しい味がする」その時彼女は、一瞬だけ顔を緩ませた。
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加