第一章~はじまりの日~

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お母様。どうして?僕はあんなにつくしたのに。どうして、どうして、どうして・・・お金がなくて、食べ物もろくになかった。どうしてこうなった。国のせい?いや、ちがう。僕のせい。そうだ、僕が死ねばよかった。今からでも遅くない。お母様のところへ行こう。僕は台所から包丁をもってそのまま自分の胸にあてた。待ってて、お母様・・・。その時、バン!!と外からすごい音がした。風か?? 外へ出てみた。扉の前に一通の手紙があった。僕は拾い上げた。中を見ると・・・なんだ?字が難しくてよく読めない。しかし、最後に書いてあった言葉に僕は意味を深く感じた。「君は選ばれた」手紙と一緒に入っていたのは、一枚の地図。暗い暗い森の地図。
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