プロローグ

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『どうしたのかな?』 すると少女はにっこり笑って走り去った。 うーんと…あの子はなんだったのだろう? 疑問に思ったのもほんの少し。 すぐに忘れていた。 適当な雑誌を一冊買い、コンビニに寄って帰った。 ボロアパートの2階に俺の家がある。 階段を上がりながらポケットの鍵を探る。 上りきった所で鍵を取り出す。 2階には三つの部屋があり、一番奥の部屋が俺の家だ。 俺の家のドアの前に、何か黒い塊があった。 宅急便にしてみれば大きかったので不信に思った俺は、すこしゆっくりと近づいた。 黒い物体との距離約1メートル…はっきりとそれがなんなのか分かった。 さっき、本屋で会った、あの少女だった。
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