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あの日から、神崎先輩の事ばかり考えて、授業に集中出来なくなった。
うす茶色がかったサラッとした髪が
優しい口元が
口数は少ないけど、ぽつりと言う言葉の優しさが
なによりも茶色の、ビー玉みたいな瞳が
私の心をキュン❤とさせた。
でも、これが恋なのかは自分でも解らなかった。
私は高1なのだが、自分から人を好きになった事がない。
でも、彼氏がいた事はある。手をつないで、デートした事もある。
でも、どれもそれより先にはいかなかった。
なぜなら、どれも告られてなんとなく付き合ったので、私の気持ちは入ってなかったから。
だから、私は好きという気持ちが分からない。
なので、この胸を締め付けられるような気持ちを、恋だと気づかないでいた。
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