笑顔

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──指令室 「どうして!? どうして彼女を戦場の最前線に送ったのですか!?」 「彼女は非常に容姿端麗で神々しく美しい。 敵民族の目を欺くのは容易いことだろう」 俺は総司令官の言葉に憤りを抱いた。 「そんなことは我が国民の間でも周知の事実です! 殊に私の伴侶である以上、彼女を下賤な奴等になぶり殺しにされるのを見届けなければならんのですか!?」 俺は机を思いきり叩くと、周囲は静寂に包まれた。 「……気にすることはない。 奴等の非力さはお前も知っているだろう? 技術力、位置関係でも勝っている我が方に足りないのは人口だ」
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