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──翌日。
地球への攻撃は阻止することなく行われた。
こちらからは最大の兵器、『太陽光蓄電発射砲』が準備を始めている。
この兵器は日中200℃を越える温度の光が徐々に蓄電される。
それを一点に集め、発射するのがこの装置だ。
ちなみにこの装置は強い光に誘発され、作動するのだ。
夜明けまであと3分。
3分後には本艦隊も追撃しにいき、殲滅を試みるだろう。
「隊長！ 大変です！
太陽光蓄電発射砲の発射口がこちらを向いております！」
「どういうことだ？」
「このままでは、月が……！」
誤算だった。
誰が、こんなこ────。
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