人間

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この広い地球で、文明を築き、発展し、成長を遂げてきた人間。 携帯、テレビ、ラジオ、ビデオ、写真、音楽機器… 全て人間が作り、人間が使っている。 食物にしてもそうだ。 あたかも人間が一番偉いかの如く、豚を食べ、牛を食べ、鶏を食べている… そして、何年かに一度、罰が与えられる。 神は、怒っていた。 お前達は増えすぎたと…。 いくら地球が広いと言っても、面積は知れている。 その中に住まえる人間の数も、最初から決まっている。 星の話しに例えたら、面白いのではないだろうか? 星と地球では、時間の流れが違う。 地球を星から見たら、とっくに滅んでいるのかもしれない。 平らな大地にそびえる、四角い造形物。 人間は、日々同じことを繰り返し生きている。 何年も前から決まっているかのように… 地球は言った。 『それ以上勝手をするな』 私は、なにも言わずにただ青く澄み渡る空を眺めた。
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