焼け野原

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タバコを一本取り出し、火を点けた・・・ 時計を見る・・・ 西暦3690年7月7日・・・ 七夕だ・・・ 普通だったら、皆空を見てお願いごとをする・・・ しかし、今はそんな余裕がない・・・ 地下から出るだけで狙われて殺されていく・・・ 食料もあとわずかってところなのに・・・ 俺は息を吐いた・・・ 白い煙が出る・・・ 俺はそろそろ行かなくてはならないそうだ・・・ 地球外生命体に戦わなくてはならないという指命を背負って・・・ 「25801番の方」 俺が呼ばれた・・・ 仕方なく立ってみる・・・ カウンターまで着いた・・・ 「俺だが・・・?」 「こちらを着てまっていてください」 そうして一着の服が用意された これも仕方なく男子トイレまで行き着替えてみる・・・ ピッタリだ・・・ トイレから出るとすぐに呼ばれて、配置が決まった・・・ 前線だ・・・ 俺は決まった時、恋人にあることを伝えようとしていた・・・ 「じゃぁな」 って・・・ しかし、神は 許さなかった・・・ 俺の恋人は俺の前で地球外生命体に引き裂かれ肉片にされてしまった・・・ そう、俺は言え無かったのだ・・・
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