詩音×魅音

3/8
前へ
/10ページ
次へ
【大好き】 詩魅 私が分校に通いはじめて丁度一週間。 すごく暇だ。 なぜ私が分校に通いはじめたかというとお姉がいるから。 それだけ。 それだけと言ってもこっちに転校できる条件が2つあった。 1つは本家に住むこと。 もう1つは期末で学年1位をとること。 1つ目はむしろ住みたいくらいだからなんともなかったんです。 2つ目はちょっと……。 けど双子であって恋人である人と一緒にいたいんだ、死ぬ気で頑張りましたよ! 結果、条件を満たし今にいたる。 だがせっかく転校してきたのにお姉は何時もとかわらない。 ……いいこと思いついた。 「お姉」 小さな声でお姉を呼びある事を書いた紙を渡した。 “大好き” その言葉が書いてあることを認識したのか、かなり顔が紅くなっていく。 言っちゃ悪いが見てて面白い程に(笑) お姉が顔を真っ赤にさせて俯いたまま時間がたつ。 返事はないのかとジーッと見てみている。 するとこっちを一瞬チラッとみてから別の紙に何かを書き出した。 そしてそのまま紙をこっちに寄越してきた。 そこに書いてあったのは “だいすき” なんだこの可愛い生物はΣΣΣ 平仮名とかなんだか破壊力が抜群すぎるΣ にやけそうになるのを抑えながらお姉の顔を覗いてみるとさっきより余計に顔を真っ赤にさせているのがわかる。 どうしよう… 凄く愛しい…… その時丁度校長先生の鳴らす鐘がなった。 ふふふ……さて、トイレにでも誘おうかな。 この日から学校が凄く楽しくなったのは言うまでもない。 _______ 2人はトイレであはんうふんなことをするに違いない((((
/10ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加