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【充電】
詩魅
秋の夜、少し肌寒い風が吹いてる中私たちは座っている。
だが私たちは寒くない……と思う。
少なくとも私は寒くない。
何故ならお姉が珍しく後ろから抱き着いてくれているから。
いや、あっちも寒くないはず。
絶対恥ずかしさのあまり熱ってるって。
そういえば会うの久しぶりだな
なんだかんだ忙しくて時間なかったんだっけ。
「ねぇ詩音」
ふとお姉に名前を呼ばれる。
「なんです」
か。
最後まで言い終わらないうちに塞がれた口。
一瞬、ほんの一瞬だけ塞がれた口。
軽く触れるだけの、キス
「………寂しかったんだからね」
そう言いそっぽを向くお姉
……これは夢でしょうか。
お姉が、あのお姉が珍し過ぎます!!
お姉の顔を覗くと案の定真っ赤。
よし、お礼に深いのしちゃおうかなっ
―――――――――――
ちょっと魅音は頑張ったけどやっぱり受けな魅音な話←
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