Opening.新しいジブン

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「さつきぃ~。私さっちゃんと離れたくないよぉ~。なんで違う高校に成っちゃったんだよぅ」 僕が男友達と会話していると突然幼なじみの赤坂楓がいきなり抱き着いて来やがった。恥ずかしいけど小さい頃のが抜けなくてまだ僕はかえちゃんと呼んでいる。ちなみに彼女は地元からすこし離れた公立高校。僕は親戚が近くの私立高校で勤務していて、見に行ったときに設備がすごい整っていたのでここにすることにした。そのかわり試験はすごい難しかったけど。 「まぁまぁ。かえちゃん、これで会えなくなるわけじゃないんだから。ほら、落ち着こ?」 「頭を撫で撫でしてなんとか落ち着こっていうほうがむりだってぇ…へへへ。」 こ、コイツ、でれーんってなっちゃった。二等身になってる(笑)。 「だけど、それもそうだね。家も近いわけだし途中まで一緒に学校いこうね!」 満面の笑みで言われました。 お別れ会も終盤に近づいてきた。みんな騒ぎに騒いだお陰でぐったりしていた。ある男子が「そろそろ引き上げるか~」と言ったのでみんな帰る準備をし始めたその時、ある異変が起こった
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