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―心臓が泣いた。
いや、実際はそんな表現は使わないけどいきなりのことにびっくりしたんだと僕はそう思う。
急に心臓の鼓動が激しくなり、胸の辺りを掴む。息もどんどん荒くなっていった。しまいには立ち続けることもできなくなり、みんなが帰ろうとしている中、僕はその場に倒れた。その後、もやもやしているが、僕の耳には必死に声をかけてきていたような気がした。とくに「彼女」の声が。
そして僕の物語は始まった。
イクツモの不安を抱えながら…。
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