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「そんでじゃ。おふざけはこのくらいにしておいて本題じゃ、」
神様の目が急に変わった。どうやら大事なことを言うらしい。自分もしっかり聞くことにした。
「お主は急に胸が痛みだしてその後倒れたところまでは覚えておるの?」
「え…あはい。痛みだしたと思ったら意識が無くなったところまでは覚えてます。」
「よろしい。次に主の世界で言う心臓病というヤマイにかかり、その一週間後亡くなっておる。」
え…?今なんて……?
「やはりの…。さっきお主と会ったばかりのときにもコソッといったのじゃが、神の定(サダメ)によって僅か15という若さで心臓病で死ぬという事になってしまったのじゃ。」
なるほど。まさかとは思ったけど僕死んじゃったのか…。
―そのとき、不思議と僕はパニックにならなかった。それは予想していたのか、望んでいたのかわからない。けどそのとき抱いた感情がなんなのか、全然分からなかった。―
「ほう。他の者達だったら発狂したり暴れだしたりするのだが…。平然としておるな。」
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